認知症と生きていく

完治はできなくとも最善のケアを

今後ニーズが高まる看護分野!認知症ケアとは?

高齢化社会が加速する中では、認知症ケアのニーズが高まり続けている。看護師としてこの分野でのキャリア構築を目指そうと考えている人にとっては、まず最初に看護における認知症ケアの基本的な内容を理解しておくと良いだろう。

認知症ケアにおける看護師の職務は主に、患者さんの見守りと観察、そしてリハビリのアシスト、またコミュニケーションを介して患者さんが安心して暮らせる環境づくりなどがある。介護施設医療機関で暮らす患者さんの多くは、生活環境の違いから精神的なストレスを感じやすいものだ。看護師の役割は、できるだけ患者さんにストレスを与えないように最大限の配慮をするとともに、認知症の進行や症状を観察することである。

患者さんの健康管理も、看護師の認知症ケアにおいては重要な役割を果たす。高齢者は、周囲に遠慮して体調の変化を口にしないことが多いものだが、認知症を患うと、伝えられないケースもよくある。自身の健康意識が低下することに気付けない場合も多い。そのため看護師は、本人からの自己申告だけに頼らず、日常的に健康管理を行うことが求められる。

認知症を完治させることは難しいものの、リハビリによって進行を遅くすることは可能だ。またリハビリによって患者さんが持っている残存機能を把握することで、QOLの向上に向けて適切なアドバイスやアシストもできるだろう。日々の細かい観察と分析が、看護師の認知症ケアに求められている。そんな認知症ケアを学びたい看護師におすすめの資格が[http://ninchishou-nurse-care.com]にあったので参考にすると良い。